Yokohama Charity Gospel Jamboree・・世界をつなぐチャリティコンサート

9月13日(土)、横浜市西公会堂で開かれた、これまた、ゴスペルコンサートに行って来ました。

各地でゴスペルを習っている方々が、日頃習い歌っている曲を、チーム単位で披露するリサイタルのような形態。

今回のそれは、チャリティーであることや、各チームが他にないオリジナリティーを出していた事が目と耳を引きました。

いわゆる、ブラックゴスペルから、日本語歌詞による、心を注ぐワーシックソング、そして、ゴスペル演歌(!?)に至るまで、実に様々。

ゴスペルとは、本来の意味は歌のジャンルではなく、”Good News” 「神の良き知らせ(救い)」ということだから、色々なジャンルで、また色々なスタイルを以って神を賛美する事は素晴らしいことだと思います。。

「ゴスペルって、ちょっと激しくてうるさくない?」って思ってる人も少なくないと思うけど、実は、祈りの歌・礼拝の歌でもあるんです。だから、しず~かに頭を垂れて歌うこともたくさんあるのです。

ゴスペルの由来は、アフリカから奴隷としてアメリカに連れてこられた人々が、激しい労動の苦しみの中で、雇い主に分からない言語(コミュニケーション方法)を使って、仲間と話したり、神に祈り、叫び、賛美をした手段であり、それが独特なリズムになり歌い方になったのです。だから、「祈りの歌」「ひざまずいて礼拝する歌」もあるのです。

たくさんのチームが参加されて、それぞれ素晴らしかったのですが、今日はその中の一つをご紹介します。

New Commitment Family です。

歌は勿論上手でしたし、音楽構成もステージングも素敵でしたが、何より会衆を感動させるエネルギーがありました。心から力の限り天に向かって神を賛美をしている・・といった姿勢なのだと思います。そして、5歳の坊やが歌っている姿には感動の涙が溢れました。

ディレクターのギルバート・エスピネリさんと奥様の博美さんにお話を伺いました。


ギルバートさん
「16年前に日本に来る以前も、サンディエゴの教会でミュージックディレクターをしていました。その時は高校生と大学生ばかりを集めて、クワイヤーの指導をし、参加した人が、ここだけはちがう、平和を感じリラックスできる、と思うようなところを作りたかったのです。日本でも同じことをしたかったですが、単に他と同じようなクワイヤーをつくることではなく、支え合い、家族のような温かさを皆が感じることが出来るクワイヤーを目指しました。New Commitment / New Promise / New Desire (新しい献身・約束・希望・・・)といった感じにです。」

博美さん「わたし達2人が出会ったのもクワイヤーでした。現在は5歳の男の子(温音君)と2歳の女の子(瑛心ちゃん)がいます。New Commitment Family の現在のメンバー登録人数は70名程。毎週練習に来られる人は40名位です。2002年発足以来、5~6名の方々がクリスチャンになりました。」

お二人の今後のヴィジョンは・・・「ゴスペルを伝え指導することを通して、人々の心が開かれてイエスキリストの愛を受け入れる人が起こされるように奉仕することです。それから、New commitment Family で日本全国を廻りたいですね。ビジネスは、2人で一緒に新しいクリエイティブなことに取り組んでいきたいです。」

本当に素敵なご夫妻、そして名前の通りの家族のように温かく、またパッションを感じるクワイヤーでした。

毎週木曜日に、三軒茶屋カトリック教会にてリハーサルをしておられます。関心のある方はチェックしてみてください。