最近思うのですが、私の年齢はいやに微妙な気がするのです。
人生80年だとすると、既に人生の半分は超したことになり、私の父方の祖父母は両方とも88歳まで生きた長寿者でしたが、その半分としても44歳。
いづれにしても、私は、人生の半分をとうに超した年齢には違いありません。
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ということは、一般的には、若い部類に入るはずはなく、若くない部類の新入生、という感じです。
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でも、若いとも言えず、年寄りです、とも言えず・・・いやに微妙~
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昔、自分が子供の頃、40歳と聞くと、ものすごい年齢の人を想像してしまいいました。(本当に失礼しました)
友達のお母さんは、20代でも、おばちゃん、って呼んでたし、今思えば、「本当にごめんなさい・・・」
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私の祖母が、元気だった頃、それでも年は80くらいだったと思いますが、
買い物から帰って怒っていることがありまして、どうしたのかと聞いてみると、
「知らない人がね、“おばあちゃん、大丈夫ですか?”って言ったんだよ。わたしゃ、あんたのおばあさんじゃないよ、って言ってやりたかったんだよ~」 言うのを聞いて笑ってしまったことを思い出します。(おばあちゃんは、いったい自分を何者だと思ってるんだ~)と。
でも、これも、本当に失礼しました。天国のおばあちゃん、「本当にごめんね・・」
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人は年を取っていくことを嬉しい事だとは思いません。
見栄えが変わる。仕事が変わる。周りからの受け入れ方が変わる。
昔の、自分が若くて、きれいで、カッコよくて、バリバリ働いていた時の事を思いたいのです。
そして、それが一番充実している(た)時である事は間違いないかもしれません。
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最近は、「きれいだね」と言われるより、「若いね」と言われることに喜びを感じるのは、やっぱり、年を重ねてきたからです。
だって、若いときは、若いんだから、若いね、なんていわれる必要ないですのも、ね。
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特に日本人は、すぐに人の年齢を聞きたがります。
そして、その年齢のもつ勝手なイメージで、人を決めてくださいます(笑)
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でも、そんな世間の声に耳を傾けず、自分が生きてきた(生かされてきた)歴史を、少しだけ誇りに思って、前進しませんか!
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「You are seasoned !」って。
Season とは、経験豊かな、熟練した、ベテランの、・・・・・よく味付けられた、ということです。
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なんていい響きなんだろう、と思いました。
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私、よく味付けられてる・・・。
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人生の美味しい味を出したいです。